桃の話

桃って何?

桃の花そもそも桃っていったい何なのか。

こういう問いかけをすると、また何かおかしな事を言うんじゃないかと思われがちですが、そういうことではなくて、桃という果物について、今の美味しい桃になった過程や最初はどうだったのかなどということを理解できればと言うことです。

決して桃が実は、サイキックだとか、宇宙人だった!とか秘密結社がどうこうという話ではありませんので悪しからず。

桃の起源

桃の原産は中国で、バラ科モモ属に属しますこの辺りの学術的なことは、辞書サイトなどでも載っていますので、そちらを参照ください。
しかし桃は イメージ的にも中国が産まれというのは合っていますよね。
日本の中華料理レストランのマークにもなっていますが、中国には桃に似せたまんじゅうなどもあり、
古くから縁起物として、長寿の薬としても扱われています。

桃って日本の果物と思っていたのですが、そういうわけでもないようです。

すももややまももという桃の名前が付く果物はありますが、桃とは違う果物です。
味も全然違うのに外見だけで同じ様な名前を付けてしまう。
まあ、昔は遺伝子うんぬんというのが無かったので仕方ないですが、
ヤマモモは確実に違う!あれはどう見ても桃じゃない。スモモはまあ仕方ないです。

ちなみに昔、実家の近所に神社があり、鎮守の森が結構な広さあるのですが、そこにヤマモモがなっていました。道ばたからすぐとれる所にあり、真っ黒に熟れたヤマモモがたくさんなっていました。
ある日その下で一心不乱にヤマモモを食べているおばあちゃんが・・・。
大好物だったんでしょうね。

話がそれましたが、そういうわけで、現在の桃は中国原産です。
日本でも縄文弥生時代より桃の種が発掘されたりと、古くより食べられていた様ですが、今の甘い桃は中国から来た桃を品種改良して現在の品種になっていったようですね。

桃は長寿や体の成長など、健康的なイメージがあります。
日本でも桃の節句などもあります。

蟠桃西遊記には悟空が仙人が食べる桃を食べてしまうエピソードがあります。
この桃は蟠桃と言って、日本でも生産されている桃です。
確かに仙果といわれるのが分かるくらい甘くて美味しい桃です。
他にも様々なところで桃にまつわる行事があり、日本よりさらに密接に生活・信仰などに関わっているのでしょうね。

日本で桃というと、桃太郎が有名ですね。
ということは桃は男性的な象徴かというとそうではなく、どちらかというと桃の節句などの様に女性的な象徴として使われています。

女性の名前にも桃を使った名前は多いですね。
アニメのキャラクターや声優、芸能人にも多いです。

確かに桃の香りや甘い味は女性というイメージですしね。

日本の桃

桃というと、いわゆる食べる果物の桃と桃の花があります。

花見や観賞用の桃の花も多く、愛好家もいますね。

また食べる桃は、生食だけでなく、様々な加工品として食べられています。
ケーキやゼリーなどのデザートから、缶詰、ジャムなどの保存食、ネクターなどの飲み物の様に様々ですね。

それらの桃のほとんどが、白桃(水蜜桃)です。甘い桃です。
これらは近代に栽培が始まった桃です。

海外(西洋)で桃といえばほとんどが黄桃です。
缶詰などにあるぷりっとしたものですね。白桃があっても固い物が多い。
中国でも固めが好まれるようで、柔らかい桃を好む人が多い日本は珍しいのかもしれませんね。

色々なことを書きましたが、
これから細かく掘り下げていこうかとも思います。
分かる範囲でですが。
日本の桃の品種や産地なども簡単にまとめたいのですが、正直な話、wikiなどで詳しくあります。
できれば、あまり書かれていない桃に関する事や、人びとの感想、味などをまとめて見て、桃というものを形作れたら面白いなと思います。

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